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Dogu As Visitor From Outer Space (2018)

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縄文時代の遮光器土偶からイメージを広げた作品。奇怪とも言えるデザインをした土偶の数々であるが、古代日本人が一体何をモデルに、そして何の為に土偶を作ったかは未だに謎とされる。見れば見るほどユニークで魅力的なデザインだと見惚れてしまうが、発掘された遮光器土偶が基本的に欠損状態である事から、破壊を前提とした祈祷的、あるいは占い的な事の為に用いられたという説が有力視されている。そうであったとしても、遮光器土偶や焔土器に見られる急速に発達を遂げた細工技術やデザインのイメージ力には​何らかの外的なモチーフを匂わせる。古史古伝を基に、その正体として蛇神アラハバキ、瀬織津姫、保食神など様々など固有の存在と縄文土着の文化の融合を私は感じ取った。そしてさらにその根本に浮かび上がるの存在についての証明は私個人の研究に留めておくとして、作品では遮光器土偶へのユニークな解釈をデザインとして加え、輪郭を際立たせつつもシルエットをミステリアスに表現する事で遮光器土偶の持つ多角的な魅力を印象付ける。

Mediums: Mac, photoshop

Print size: 21.0cm x 29.7cm (A4)

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